3月3日の新さっぽろギャラリー最後の展示に向けて
懐かしくなりながらの検品、値段付け中!

製作段階からこれだけのデザインをどの布で仕上げるのか?
スタイル画とパターンしか残っていないので、8年分のデザインでコーディネートをイメージ。
スタイル画を適当にカードサイズくらいの紙に描いて布の品番入れてどの布で作るかを考える。

同じ年に発表したデザインでコーディネートすれば、とても簡単なのですが、それでは面白くない。十彩は流行に捕われる事なく自由に着れるブランド。

発想次第で無数のコーディネートが生まれるのはお客様から学んだ事。
布はコロナ禍前から手がけていた手織り布だけど、これだけのデザイン数を作るには足りなかったので完璧ではありませんがそれが十彩らしくて良い!
何が無いのか?発見出来たらそれは凄い十彩ファン!とは言っても私でもわからないくらい凄い数のデザインです


荷物の関係でバリ島と札幌に布が振り分けられてしまったのも困難でした

アジアの手織りは10mと指示したとしても10mきっちりには仕上がりません。
しかし、残ったところでそのまま日焼けしてしまったりして何にも使われ無いまま放置されるので織り上げた布は全て買い取ります。地球に優しく人に優しく物を生み出すのがToiroes♪
もちろん10m単位ではオーダー出来ません。
手織り布は縦糸を張る作業がとても大変なんです

それで最低でも100mは織ってもらうんです。
糸の染色もあるので染めた糸や染色に使う草木もその時々なので突然100m以上になる事も以下になる事もあります。しかもオリキズや色むら布の縮みなど実際に使えるところは裁断するまでわかりません。
私はアジアの事しか知りませんが、注文通り出来るのは、ドイツ人と日本人くらいなのかな?と思っています。
日本的な考えを押し付けないのが、アジアの人達とストレス無く長くお付き合いが出来るコツの様な気がします。
受け取ったものに合わせて臨機応変に対応する。その分の布のロスをどうするのか?など問題を上げればキリがありません。
一見すると大変な様に思えますが、それがまた異文化を知る事が出来て、発想が広がる事に繋がるんです

手間も数倍かかりますが、その分喜びも倍増する。
その楽しさが十彩に込められているのかもしれませんね

posted by 十彩 Aya at 14:45|
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